私とあなたの ラブシークレット ~番外編~
「何で。じゃねぇ。何でもだ」
納得できてない表情(かお)の愛実
「はぁ・・・」
「何?」
「お前、今回、伊蕗さんの所で倒れただろうが。
それがもし、寮だったらどうしてたつもりだ」
「寮だったら?寝てたかもね」
「ふざけんなよ。そんなことさせねぇからな」
寝てたなんて、冗談でも言わせねぇ。
「させないって」
「引っ越しは決定事項だ。
伊蕗さんにもそう伝える。早く準備してここに帰って来い」
「もうっ」
それでも、これを言った2日後には、準備が終わったと
1週間後にはこの家に引っ越してきた