私とあなたの  ラブシークレット    ~番外編~

京にぃに電話を掛けているんだろう。
京にぃと翔哉は同じ学年だ。話を聞き出しやすいのかもしれない

「悪いな。頼んだぞ京介。」

「あぁ。愛実はしばらく俺の所で預かる。
それ次第で、愛実の判断に任せる」

そう言うと、電話を切って戻って来た伊蕗にぃ

「京介も今知ったみたいだ。
翔哉のことを聞き出してくれるみたいだからしばらくはこの家に居ろ。
ただな。授業もあるからな」

「伊蕗にぃと一緒に行ったら、翔哉と鉢合わせしなくて済むのかなぁ」

「それでも構わないが、翔哉が先回りする可能性だってあるんだぞ?」

その時はその時に考えるしかないか・・・
部屋に戻ったあたしは、泣いてしまったせいか
ひどく疲れていて、ベッドにそのまま横になって眠りについてしまった
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