私とあなたの ラブシークレット ~番外編~
マンション
「これ買って来ちゃうね・・・?」
「あぁ。早くしろよ」
そう言ってくれた翔哉。
でも、その言葉すら本当かどうかまだ、分からない
柚ちゃんは、まだ、戻ってくる気配がない
会計を終わらせて、2人のいる場所に行っているときに
聞こえてしまったの
「愛実は、翔哉。お前に人間不信を抱いてる。
だからこそ、愛実を1人にしておくわけにはいかない。
俺はそう、思っている」
「あぁ。
だからこそ、1人で、寮に残るなんて俺はさせねぇ」
!?
どうして・・・?
「今の愛実を1人寮に置いていたら
余計に人間不信がひどくなるだけだろ?」
「そうだろうな
だが、卒業した俺達には何も言う権利すらねぇぞ。
あるとしたら、現理事も務めてる兄貴だけだろうな」
「・・・っクソ」
普通に出て行った方がいいのかな?
「愛実?」
「柚ちゃん」
「お帰り。愛実」
「た、ただいま」
京にぃにカードを返すと
変な顔をした翔哉
「安心しろ。名義は愛実のものだ」
嘘つき。
名義は京にぃの名前になってた。
なのに、なんで
「翔哉。愛実の事頼んだぞ」
「あぁ」
え?