~fault~私だけが・・・
も~何がおかしいの?って少し不満そうに私の腕を掴みながら左右にフリフリしていて
ちょっと引く(笑)

「あっ、ゴメンなさい。だって余りにも子供っぽい一面を見せてもらっちゃったから」
「からかうなよ。ヒドイな~」


「でも、少し安心した」
「何が?」


スゴク大人って思ってたからって言ったら「おとな?」って凄く驚いた顔をした優斗くん。
そんな事ないんだけどなってまた少し不満そう・・・
大人のなにが不満なのか私にはさっぱりなんだけど、そんな感じも私には新鮮でうれしかった。

「ん、うれしいって言うかホっとしたかな」

「なんか誉められてる気はしないけど、渉ちゃんを安心させられたならOKかっ。でも本当に大人なんかじゃないよ。オレ。」


私は無言でうなずいた。
そのあとは色々な話しをした。
優斗くんは大学の事、就職の事を考え始めてる事、サークルの先輩の事
私は学校の事、家族のこと、友達のこと、それにあいつら4人の事。
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