~fault~私だけが・・・
~優斗side~
階段の前で”ニヤっ“と笑った渉。
何を企んでいるかは分かってる(笑)見られてマズい事なんて何もないけど、ただ兎に角ハズカシイ。
女の子が欲しかった母さんはオレを女の子みたいに育てた。
幸運にもホントに女の子みたいに可愛かったオレ(笑)にスカートを履かせ髪を結いフリフリの洋服を着せ連れて歩いていたらしい・・・
オレに記憶はないけどいつも誰かに『かわいいわね~』って言われれたのは覚えている。
記憶がないって言うのは、そこは母親。
息子の将来を案じて幼稚園に上がる前には『ちゃんと男の子として軌道修正したのよ(笑)』って悪びれることなく笑ってた。
一瞬目を逸らした次の瞬間!ダッシュで階段を昇って行った渉を急いで追いかける。
「渉!!きったねーぞ!!」とか言いながらもその行動が可愛くて、楽しくて(笑)
部屋に入ると、アルバムを抱きしめてニヤニヤしている渉がいて
これまた不覚にもカワイイとか思ってしまうアホな自分に力が抜けた。
「わかったよ。イイよ。見ても。そのかわり、笑うなよ。」
「そんなの約束出来ないよ。まだ見てないから、笑うか、笑わないかなんて、解んないもん。」
ますます力が抜けた。かわいすぎ・・・(笑)
「じゃあ見るよ。」
「勝手にしろ(笑)」
も~なんだっていい。渉が笑ってるから・・・楽しそうに笑ってるから。
「イイよ。笑いたければ、笑えよ。」って少し怒り口調で言ってみたら
「そんなにイヤ?」って可愛い顔して顔を覗き込んでくる。
ベッドもたれながら座ると、ひょこって隣に座った渉はニコニコしながらオレを見ていた。
もう、だまされるもんか!
見てい?って言う渉の腕の中のアルバムに手を伸ばしページを開いた。
「ひゃ~~~~~~優斗ちゃん!!かわいい!」
そう言って抱きついてきた。
「だからイヤだったんだよ」不服そうにしてるオレに
「なんでぇ~かわいいのに。本当に女の子みたい。私のちいさい時よりカワイイよ、絶対!」
「バカにしてんだろっ」
「してないよ。イイじゃん。今度私のアルバム見せてあげるよ。男だよ。おとこ!!優斗の方が、全然マシだよ。」
そう笑った渉の横顔は、寂しそうだった。
「ホラまたぁ。それがダメなんだよ。渉の悪いところ。」
「そうだね。ごめん」
「もーイイや。みよっ一緒に。かわいいオレを(笑)
オレの腕に絡められた渉の腕。その距離にドキっとしたのはオレの方。
ゆっくり目を閉じる・・・
階段の前で”ニヤっ“と笑った渉。
何を企んでいるかは分かってる(笑)見られてマズい事なんて何もないけど、ただ兎に角ハズカシイ。
女の子が欲しかった母さんはオレを女の子みたいに育てた。
幸運にもホントに女の子みたいに可愛かったオレ(笑)にスカートを履かせ髪を結いフリフリの洋服を着せ連れて歩いていたらしい・・・
オレに記憶はないけどいつも誰かに『かわいいわね~』って言われれたのは覚えている。
記憶がないって言うのは、そこは母親。
息子の将来を案じて幼稚園に上がる前には『ちゃんと男の子として軌道修正したのよ(笑)』って悪びれることなく笑ってた。
一瞬目を逸らした次の瞬間!ダッシュで階段を昇って行った渉を急いで追いかける。
「渉!!きったねーぞ!!」とか言いながらもその行動が可愛くて、楽しくて(笑)
部屋に入ると、アルバムを抱きしめてニヤニヤしている渉がいて
これまた不覚にもカワイイとか思ってしまうアホな自分に力が抜けた。
「わかったよ。イイよ。見ても。そのかわり、笑うなよ。」
「そんなの約束出来ないよ。まだ見てないから、笑うか、笑わないかなんて、解んないもん。」
ますます力が抜けた。かわいすぎ・・・(笑)
「じゃあ見るよ。」
「勝手にしろ(笑)」
も~なんだっていい。渉が笑ってるから・・・楽しそうに笑ってるから。
「イイよ。笑いたければ、笑えよ。」って少し怒り口調で言ってみたら
「そんなにイヤ?」って可愛い顔して顔を覗き込んでくる。
ベッドもたれながら座ると、ひょこって隣に座った渉はニコニコしながらオレを見ていた。
もう、だまされるもんか!
見てい?って言う渉の腕の中のアルバムに手を伸ばしページを開いた。
「ひゃ~~~~~~優斗ちゃん!!かわいい!」
そう言って抱きついてきた。
「だからイヤだったんだよ」不服そうにしてるオレに
「なんでぇ~かわいいのに。本当に女の子みたい。私のちいさい時よりカワイイよ、絶対!」
「バカにしてんだろっ」
「してないよ。イイじゃん。今度私のアルバム見せてあげるよ。男だよ。おとこ!!優斗の方が、全然マシだよ。」
そう笑った渉の横顔は、寂しそうだった。
「ホラまたぁ。それがダメなんだよ。渉の悪いところ。」
「そうだね。ごめん」
「もーイイや。みよっ一緒に。かわいいオレを(笑)
オレの腕に絡められた渉の腕。その距離にドキっとしたのはオレの方。
ゆっくり目を閉じる・・・