死にたい私は息をしてるのに、生きたいあなたの明日は暗いことを知った
4月 花side
私は神崎花。「悪性の脳腫瘍です。もって、来年の春まででしょう。」私が、1か月前主治医に告げられた言葉だ。そう、私は不治の病。確かに、頭痛や立ちくらみ、めまいがしたこともあった。ただの風邪だと決めつけて、部活だって休まなかったし、休みの日はおしゃれをして、友達と街に繰り出した。どうして?私、そんなに悪いことした?もっと早く、ママに言って病院を受診すればよかった?そうしたらこの病気は治ったの?そんなこと考えても、虚しいだけだよ。私は考えることをやめ、無機質な病室のベッドに寝転んだ。大好きなお姉ちゃん、大好きなママとパパ、大好きな友達。神様は、いる。けど、弱者に対しては残酷だ。
私は神崎花。「悪性の脳腫瘍です。もって、来年の春まででしょう。」私が、1か月前主治医に告げられた言葉だ。そう、私は不治の病。確かに、頭痛や立ちくらみ、めまいがしたこともあった。ただの風邪だと決めつけて、部活だって休まなかったし、休みの日はおしゃれをして、友達と街に繰り出した。どうして?私、そんなに悪いことした?もっと早く、ママに言って病院を受診すればよかった?そうしたらこの病気は治ったの?そんなこと考えても、虚しいだけだよ。私は考えることをやめ、無機質な病室のベッドに寝転んだ。大好きなお姉ちゃん、大好きなママとパパ、大好きな友達。神様は、いる。けど、弱者に対しては残酷だ。