芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



よくわからなくて、悝世がいるほうに身体ごとくるりと向き直る。



「えっと、この格好…変、かな」


襟のところに花の刺繍がある真っ白なブラウス。
それに合わせた黒のロングのレースのスカート。



「……へぇ。気づいてないんだ」


「……?」


「その格好めちゃくちゃやばいよ」



めちゃくちゃやばい…とは。
そんなにおかしいってこと?



「え、えっと……」


するとイジワルくフッと笑いながら。



「今日はピンクですか依茉ちゃん」


「は、はい?」


え、いきなりなに。



「かわいーじゃん。
白とかも俺は好きだけどね」


「……?」



「まだわかんないの?」


「わ、わかんない」


さっきからピンクとか白とか。
キョトンとした顔で悝世を見たら。



「透けてるよ」


「え?」



「……下着。透けてるって言ってんの」


「へっ……!?」


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