芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
だったらわたしは早いところ帰ろう…と思っていたんだけど。
「ずっとここで待機してたんだけど、依茉ちゃん全然出てこないから帰っちゃったかと思ったよー」
「え?悝世のこと待ってたんじゃ……」
「今日はね、依茉ちゃんに用事があるんだ。今から少し時間あるかな?悝世のことで話したいことがあってさ」
「えっと、悝世のことって何かあったんですか…?」
「んー、まあここで話すのもあれだし、長くなるだろうからさー?カフェでお茶しながら話さない?」
いったいなんだろうって、気にならないって言ったら嘘になる。
「俺からどうしても依茉ちゃんに話したくてさ。悝世にはあんま言うなって口止めされてることなんだけど。気にならない?」