芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



***



「ささー、遠慮しないで好きなものなんでも頼んでいいからね?」


「あ、ありがとうございます」



結局断れず…。

田城さんの車に乗せてもらい、このへんで有名なカフェで話をすることに。



「ほら、そんなあからさまに暗い顔しないで?とりあえずパフェでも食べる?」


メニューにでかでかのっている桃のパフェ。


そういえばクラスの女の子たちがみんな揃いも揃って、ここのパフェの写真をSNSに載せてたような。



「あ、えっと、アイスティーで大丈夫です」


「そっか。じゃあ、俺はコーヒーにしようかな」



そういえば、よく考えてみたら田城さんと2人で話すの初めてかもしれない。


いつも悝世が一緒のときしか会わないし。



「……」


「……」


謎の沈黙。


しばらくして注文した飲み物が運ばれてきた。

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