芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



***



「うぅ、悝世ってば……いい加減離れたいよぉ……っ」


「ダメだってば。ここ最近まったく依茉に触れられなかったんだから充電させて」



想いを伝えあってから、もう何時間過ぎたんだろう。

悝世は全然離れてくれないし、隙があればキスばっかりしてくるし。



「その充電あとどれくらいかかるの」


「んー……フルに充電できるまであと1週間はかかるかもね」


「1週間!?」



「……もうこのまま俺の腕の中にいてくれていーんだよ?」


「そ、それは無理だよ……っ。心臓壊れちゃう、から……っ」



悝世に抱きしめられるだけでドキドキバクバクうるさい心臓。


久しぶりだから余計。



「……ほんとかわいーね。
俺の心臓もおかしくなりそうなくらい」

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