芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



「うぅ……もう、ほんとにダメ……っ」


これ以上されたら窒息しちゃう。

大げさかもしれないけど、酸素がめちゃくちゃ薄くて頭がボーッとしてきてる。



「……俺はまだ足りないのに」


「ち、窒息しちゃうよ……っ」


やっとキスの嵐が止まってくれた。


でも悝世はまだ満足してないから、むすっとした顔でわたしの部屋着の裾を引っ張ってくる。



「やっ、ちょっ、そこ引っ張っちゃダメ……っ」


「んー……依茉がキスさせてくれないから口がさびしいんだけど、どーしよっか」



「も、もうベッドに入ったんだから寝ようよぉ……っ」


バタバタ抵抗してみたけど効果なし。




「……唇がダメなら依茉の身体にしよーか」


「ひぇ……ぁ……っ」



やわらかい唇が首筋に落ちてきた。


おまけに部屋着が邪魔なのか、人差し指で首のあいてる部分をグッと引っ張って下げてくる。


そのせいで、少しだけ胸元が見えちゃう。

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