芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



「うっ、悝世ってば……っ」


喋りかけてもフル無視。

ぜ、ぜったいさっきの仕返しだ……っ。



「服から手、抜いて……っ」


「……もっと触ってほしいの?」


「ち、ちがう……!」


「俺のこと無視する依茉が悪いんだよ」


しだいに悝世の手が上がってきて、首筋の刺激もどんどん強くなっていく。



さっきまで食器をスムーズに洗えていたのに、今は意識がぜんぶ悝世のほうに持っていかれて。



「ぅ……っ」


手に力も入らなくなって、食器洗いどころじゃなくなってしまった。



「……まだ続ける?」


「だ、って……ちゃんとやっておかないと」


「そんなの後回しでいーじゃん。
俺とたのしーことしてるほうがいーでしょ?」



フッと耳に息を吹き込んで。

そのせいで、腰のあたりゾワッてなる。



「ぅ……ばかぁ」


「依茉の身体がよろこぶことしよっか」

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