芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



いつも悝世は自然にしてくるけど。

わたしからしたことなんてないから。


そもそも目を閉じたままキスなんて、うまく唇に当たるかもわかんないし……!


どうやったらあんな自然にうまく唇が重なるの。



「いつも俺がやってるよーにしてよ」


早くしてよって唇を尖らせて近づけてくる。

でも悝世からはしない。



「ちょっ、どこ触ってるの……っ」


「だって依茉ちゃんが全然してくれないから」


手があきらかに触れちゃいけないところに触れて、その手を必死に押さえ込む。



「だ、だからって……ぅ…」


「だいたいさー、依茉の部屋着エロいからダメでしょ。こんな短いのはいて太もも出して」



「だ、だって、短いほうがラクだし可愛い、もん」


「うん、短いほうが俺も触り放題だから都合いいよ」


「ぅ、だからそういうことじゃなくて……っ!」

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