芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
「早くしてよ、しないなら脱がすよ」
「やだ、脱がしちゃダメ、だって…」
押し返すけど力になってない。
しかも悝世の瞳が本気だから、このままだとぜったい部屋着ぜんぶ脱がされちゃう。
「あ、の……ちゃんと、するから……っ」
「んじゃ、どーぞ」
ジーッと見つめて、お互いの目線が絡んだまま。
やだやだ、こんな明るいところで顔をこんなまじまじと見られながらするなんて。
「目、閉じて……」
「ワガママだね」
「聞いてくれないなら、しない……っ」
「ん、いーよ」
仕方ないなぁって顔をして、意外とあっさり目を閉じてくれた。
さ、さて、どうしよう。
うまく唇があたるようにしないとだし、でもどうやったらあたるんだろう。