芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



もうすぐ文化祭が始まるので女の子たちはみんな着替えをしたりメイクをしたり準備で大忙し。


着替えるスペースがわずかしかないので、着替えの順番を待っていたら未来ちゃんがこっちにやってきた。



「ニヤニヤしてたよ〜?なになに、神崎くんと文化祭回れるのが楽しみって?」


「うっ、なんでわかるの……!」



「そりゃ、依茉が幸せそうに笑ってたらだいたい神崎くんが絡んでるってわかるよ。わかりやすいくらいに幸せオーラがダダ漏れだもん」


「そ、そんなに」


わたしそんなわかりやすく顔に出てるのかな。


だって一緒に回れるのも楽しみだし、悝世の執事服姿を自分だけが見れちゃうっていう特別がすごく嬉しくて。



早く見たいなぁ……なんて。


そのためには、地獄の午前中を乗り越えなければ……。

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