芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



「……何この格好。
俺なんも聞いてないんだけど」


ワンピースの裾をグイッと引っ張って聞いてくる。


「うっ、だって、似合ってない…から。その、見られるの恥ずかしくて黙ってただけなの……!」


「……よく言うよ。そんなかわいーくせに」


「か、可愛くない……もん」


今もこうして見られるの恥ずかしいのに。

早く着替えたいし、髪型もどうにかしたいのに。


悝世が全然離してくれない。



「……俺は許可してないよ。
そんなかわいー格好するの」


「ぅ、でも……っ」



「……俺以外に見せちゃダメでしょ。
依茉のかわいーところはぜんぶ俺のなのに」



甘い甘いキスが落ちてくる。


チュッと軽く音を立てて、何度もキスしてくる。



「……嫉妬でおかしくなりそう」


「しっ、と……?」


「依茉のこんなかわいー姿、他の男が見てたなんて見たやつ全員抹殺したくなる」

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