芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



ここで余計なこと言ったらもっと変なことされちゃいそうな予感。


だから、黙る……しかない。



「……何か言いたいことは?」


「ナ、ナイデス……」


「ふっ……いい子だね」


いつも悝世のいいなり。


満足そうに笑って、ワンピースのボタンに指をかけてる。



「……せっかくだからメイドの依茉ちゃんで愉しませてもらおうかな」


「へ……っ、何するの……?」



「……依茉ちゃんの身体がよろこぶこと」


「ひぇ……っ」


ボタンが外されたところからスルリと指を入れて、肌に直接触れてくる。



「……キャミソールどーしたの?」


「き、着るの、わすれた……」


「へぇ、そう。んじゃ、このワンピースのボタンぜんぶ外したら……」


「だ、ダメだよ……っ」


こんな格好で、こんな場所で。
前みたいに、また誰か来ちゃったらどうするの。



「縛られて抵抗できないね」


「うぅ……」

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