芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



***


「ほーう。それはつまり依茉が欲求不満になってるということか〜」


「そ、そうじゃなくて……!!」


結局、拗ねちゃったわたしが先に部屋を出て、悝世を置いて1人で学校へ。


着いて早々、未来ちゃんに相談。


……してみたら、なんかよくわかんないこと言われちゃうし!



「だって、神崎くんに触れてもらえなくてさびしいんでしょー?」


「ぅ、だってまったくだよ…?前はずっとベッタリだったのに急に触れなくなるんだもん…」



拗ねちゃうし、不安にもなるよ。

もしかして、わたしなんかに興味がなくなって、他の女の子がよくなっちゃったの…とか。



「まあ、急にってところが怪しいよねー。もしかして可愛いモデルに夢中になってるとか?」


「うぅぅ、やっぱり……」



「いや、今のはジョーダンね?神崎くんに限って他の女の子に夢中になるわけないじゃん。側から見たら異常なくらい依茉のこと溺愛してるよ?」

< 312 / 359 >

この作品をシェア

pagetop