芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
ど、どどどどうしよう……っ。
これ以上近づくなんて、わたしの心臓誤作動起こして壊れちゃうんじゃ。
「……ほら、もっと近づいてだって」
「ぬぅ……っ」
わたしの腕を強く引いて、そのまま悝世が座ってる上に覆いかぶさってる体勢。
周りが何やらザワザワしてる。
「おぉ、いいね〜!!そのまま依茉ちゃんが悝世くんの首に腕とか絡めてみようか〜」
「え、あっ……え……」
もはやパニックを通り越してる。
ロボットみたいに動きがガチガチで、全然自然にできない。
「……ちゃんと指示どおりやらないとね」
「う、うまくできない……っ」
「簡単だって。ほら、いつも甘えるみたいに抱きついてみなよ」
「あ、甘えてない、もん……」
やだやだ、今そんなこと言わないでよ。