芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



指で首筋のあたりをツーっとなぞってくる。


「……そーいえば、キスマーク消えちゃってるね」


鎖骨のあたりを指でトントン触れてくる。


「……ちゃんとつけておかないとね。かわいー依茉は俺のだって」


「ん……、」


ソファに身体を倒されて、首筋のあたりに軽くキスを落とされる。


「……ちょっと痛いかもね」


ならすようにキスを何度もして、そのあと軽く吸われてチクリと痛かった。



「……ふっ、真っ赤」


顔全体に熱が広がってるせい。

いつもそうだけど、なんでか悲しくもないのに涙がジワリと出てくるの、なんで。



「……涙目もいいよね」


愉しそうに口角を上げて笑いながら、優しく指で涙を拭ってくれる。



「依茉ってさ無意識に誘うような顔してるからずるいね」


「さそう……って?」

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