芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
こうしてなんとか周りにはバレずに買い物を終えた。
「依茉ちゃんこれは買いすぎなんじゃない?」
「うっ……」
我ながらいくら買いだめといっても、買いすぎたかもと。
真っ白の大きな袋が3つ。
「誰が持って帰るの、これ」
「そこは男らしく悝世が……」
「いや無理。俺は依茉しか持てないし」
「イミワカリマセン」
ちゃんと計画的に買えばよかったのに。
でもでも、悝世だってあれも欲しいこれも欲しいってカゴにポンポン食べたいお菓子とか入れるから。
結局、悝世が半分くらい荷物を持ってくれるみたいたんだけど。
「……何これ。重すぎて腕がとれそう」
持つのがだるいのか、今にも袋ごと床にドーンと落としそう。
「……依茉だったら簡単に持てるのに」
「いやいや、その荷物のほうがわたしよりぜったい軽いから!」