芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
お腹のあたりにガッチリ悝世の腕が回るし。
おまけに耳元の近くに悝世の顔があるし。
身体がしっかり密着してるせいで、これだとまったく集中できそうにない……っ!
この体勢だけで、いっぱいいっぱいなのに、悝世はとんでもないことを言い出す。
「今から俺がきちんとベンキョー教えてあげるからさ」
耳元にかかる息がくすぐったい。
ちょっと身体を動かしたら、逃さないって感じでさらに力を強くしてギュッてして。
そして、
わたしの制服のリボンに指をかけながら。
「そのかわり……教えた問題きちんと解けなかったらシャツのボタン上から外していくから」
「へ……」
「ぜんぶ外れないよーにね」
「へ……っ!?」