芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
「少しは神崎くんと距離置いてみるとか駆け引きもしてみればいいのに〜」
「そんな高難易度テクニック持ち合わせてないもん…」
「しかもさー、噂をすればいつもどおりやってくるってやつじゃん」
未来ちゃんが前の扉を指差して、
そこに立っていたのはもちろん。
「……えーま」
悝世なわけで。
結局、いつもと変わらず悝世と屋上で2人お昼を食べることに。
壁にもたれかかって、自分の膝の上にお弁当を広げる。
隣に座る悝世は相変わらずわたしにベッタリ。
わたしの肩に頭をコツンと乗せて、腕を回して抱きついてくるから。
「これじゃお弁当食べにくいよ」
「俺と弁当どっちが大事なの?
俺だよね、うん、そーだよね」
勝手に1人で完結しちゃってるし。