はるか彼方へ
「もう見るの疲れちゃったんだよなー。」

と思いつつ、画面をスクロールする指は止まらず、

SNSの写真をひたすら眺めていく。
・・・・・「この子、イケメンだなぁ」

色素の薄い瞳でちらりとカメラ目線を送りながら

ティーカップに紅茶を注いでいる男の子が目に留まった。

頭に・・・

「なんでうさ耳・・・?」
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