俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
『お前のベッドは、俺の部屋に運ばせた。これからは、俺の部屋で寝起きしろ』
目玉が飛び出るかと思うほどにアリスは驚き、理由を聞きたいと思ったが、騎士団長はまだ仕事が残っていると言って、すぐに医務室から出ていってしまったのだ。
その後に食堂で会ったパトリックに『どういうことだ?』と部屋替えについて聞かれても、アリスは『さっぱりわからない』と答えるしかなかった。
反対に、なぜこんなことになったと思うかを尋ねれば、周囲を気にして声を潜めたパトリックにこんなことを言われた。
『アリュースが、男にしては可愛い顔をしているからじゃないかと、彼らが噂していた』
“彼ら”とは、同部屋の年上従騎士のふたりだ。
思わず『ええっ!?』と声を上げてしまうと、パトリックに口を押えられ、耳元で囁かれた。
『確かにアリュースはふとした仕草や寝顔が女みたいだ。けど、まさかそんな理由じゃないだろう。ロイ騎士団長は自分にも厳しいお方だ。他に考えがあってのことだと思う』
『う、うん。じゃあ、どうして?』
目玉が飛び出るかと思うほどにアリスは驚き、理由を聞きたいと思ったが、騎士団長はまだ仕事が残っていると言って、すぐに医務室から出ていってしまったのだ。
その後に食堂で会ったパトリックに『どういうことだ?』と部屋替えについて聞かれても、アリスは『さっぱりわからない』と答えるしかなかった。
反対に、なぜこんなことになったと思うかを尋ねれば、周囲を気にして声を潜めたパトリックにこんなことを言われた。
『アリュースが、男にしては可愛い顔をしているからじゃないかと、彼らが噂していた』
“彼ら”とは、同部屋の年上従騎士のふたりだ。
思わず『ええっ!?』と声を上げてしまうと、パトリックに口を押えられ、耳元で囁かれた。
『確かにアリュースはふとした仕草や寝顔が女みたいだ。けど、まさかそんな理由じゃないだろう。ロイ騎士団長は自分にも厳しいお方だ。他に考えがあってのことだと思う』
『う、うん。じゃあ、どうして?』