如月くんは私をひとりじめしたい

十分あげてると思うんだけどな。

如月くんに伝わってないのかな。

ちょっと悲しいかも。

ここはもう如月くんに何か聞くのは諦めて自分で考えよう。


「如月くん、ありがとう」

「どういたしまして」


しばらく沈黙が続いた。

何か話題ないかなー?

如月くんがゆっくり口を開いた。


「小春ちゃんは欲しいものある?」

「え、ないかな」

「そっか」


そりゃあ欲しいものだらけだけど、如月くんから何かもらうわけにいかないし。

これから如月くんの誕生日が待ってるしね!
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