如月くんは私をひとりじめしたい

「……ん?」

「おはよう、小春ちゃん」

「如月……くん?」

「小春ちゃん、キスしてる最中に寝ちゃったんだよ?そんなに気持ちよかった?」

「……うん」

「……っ、そっか」


そうか私、寝ちゃったんだ。

だんだん気持ちよくなってきたんだもん、仕方ないよね。


「いま昼?」

「夕方かな」

「そっか…」


昼ご飯食べてから寝ちゃったんだなぁ。

なんかもったいないことしちゃったかも。


「ごめんね、如月くんの誕生日なのに寝ちゃって」

「いいよ。小春ちゃん可愛かったし、寝顔も見れたし」


顔が一気に赤くなるように感じた。
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