如月くんは私をひとりじめしたい
「ということで、クラスごとに出し物を決めてください」
あれから如月くんとゆっくり話せてない。
もちろん、電話やメールはしてくるけど学校では全然。
私が実行委員で忙しいってのもあるし、如月くんは如月くんでミスターコンの準備があるらしい。
如月くんと話したいな……。
「安藤さん、終わったよ」
「えっ!?」
周りの各クラスと学年の実行委員は帰ろうとしていた。
色々考えてたら取り残されるところだった。
「教えてくれてありがとう」
「…安藤さん、大丈夫?」