如月くんは私をひとりじめしたい
「僕のカノジョに手を出すとか、相当いい度胸してんじゃん?」
如月くんの顔は笑っているけど、言っていることは全然穏やかじゃない!
それに、なんか怖い…。
「おにーさん達とじっくり話したいなぁ?ちょっといいかな?」
如月くんがその人達を店の外に連れ出すと、何か話しているようだった。
すぐにその人達が戻ってきたかと思えば、真っ青になって謝ってきた。
「営業妨害してすいませんでしたっ」
「金払いますし、許して下さい!!」
「は、はぁ…」
お金を置いていくと逃げるように教室から出ていってしまった。
一体、如月くんは何て言ったんだろう。
「お前、悪魔だな」
「そうかな?僕は小春ちゃんに近付く奴を排除してるだけだよ。……君を僕に消されないようにね」
「…あっそ」