如月くんは私をひとりじめしたい

如月くんの後ろをついていくと、なぜか人通りの少ない廊下に行った。


「如月くん、こっちにお店はないよ」

「知ってるよ。でもね、キスマーク隠して接客してナンパされてたじゃん?そんな悪い子にはお仕置きが必要なんだよね」


え、お仕置き?

何されるの?

怖くてぎゅっと目をつむった。


「大丈夫、小春ちゃんの嫌がることはしないから。で、どこにキスマーク付けられたい?」

「えっ……?」

「お仕置きだよ。本当なら拘束して監禁して、たっぷり可愛がるのがいいんだけど、小春ちゃんには嫌われたくないから」



何かさらっと怖いこと言ったのは気のせいかな!?
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