如月くんは私をひとりじめしたい
「ねえ、どこがいい?」
「…分かんない」
「じゃあ、僕が付けたいって思うとこでいい?」
「え、あ、うん…」
「じゃあさ、ここに座って」
如月くんは床を指差し、私に座るよう言った。
一体、どこに付けるんだろう。
というか、出来ることならつけて欲しくない。
さっきの会話からすると、見えるところに付けるってことなんでしょ?
隠せなくて見えるとこなんて、一体どこなんだろう。