如月くんは私をひとりじめしたい

座ると如月くんは私の太ももを持ち上げた。


「きゃっ!?」

「どういう意味か分かるよね?」

「…えーと」


如月くんは私の太ももにキスした。

な、何これ!?

キスマークは付いてないようだったけど、それ以上に恥ずかしい。


「……っん」


次は少し長めにキスをして、キスマークは付けてきた。

この体勢だし、キスされてるし、恥ずかしいよ!!

恥ずかしさで消えちゃいたいと思っていると、如月くんが顔をあげた。

目が合うとそのまま唇にキスをした。


「…んんっ、ふっ、っ」

「ほら、そんなに煽らないでよ」

「…あお?」

「小春ちゃんのそういうところ大好きだよ」

「あ、うん…」


もう一度キスをする。

ここが学校だって忘れちゃうぐらい濃厚だった。
< 59 / 226 >

この作品をシェア

pagetop