如月くんは私をひとりじめしたい
「今回は東雲のお陰ね」
「うんうん!東雲くん、いつもに増してかっこよかったもん!」
「そうかな?」
「うん!でも、私は眼鏡かけてる東雲くんの方が好きだなぁ。なんか、東雲くんって感じがするし」
「確かに」
「まあ、コンタクトにするつもりはないから」
3人で笑っていると、知らない女子に呼ばれた。
「あの、安藤さんだよね?話したいことがあるんだけど…」
「うん?」
その子は怯えているようだった。
私に何の用なんだろう。