虹色の恋~私の心の扉を開いたのは君でした。~
「わざわざ、ありがとね。」

自転車に二人で乗った。

「しっかりつかまれよ。」

智也くんのお腹辺りの服を握った。

「もっとしっかりつかまれよ!」

そう言って、私の手を掴み彼のお腹に
手を置いた。

それと同時に彼に私の身体がくっついてしまった。

ドキドキする。。。

「もっと、もっと近くに!」

えっ?
また、意味深な言葉。
やめてほしい。
誤解をしてるとおもわれたくもないし。
だけど、
安井は、今どんな、
顔をしているのだろう?

…って、。。

だから、小林さんがいるじゃない。

このままじゃ。どんどん
私、気になっていっちゃうよ。。ダメダメ。今ならまだ、大丈夫だから。

私は、彼から身体を離れるように体制を立て直した。

「だから、危ないから。しっかりつかまれよ!」

また、私の手を掴むから

「私は、大丈夫だってば!。。」

…。

安井は、何にも言わない。

心がざわざわして。
安井といると、苦しいよ。。やっぱり、私は、安井が嫌いだ。

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