虹色の恋~私の心の扉を開いたのは君でした。~
わからない
安井に、好きと言われたわけじゃないまま、数ヶ月が過ぎた。

田中くんとは、友達として相変わらず仲良くしている。

安井は
確かに、私の事も好きなんだ。とはおもうのだけど、他の女子と仲良くて
私は相変わらず、振り回されている。

不安が押し寄せる。

安井からすれば、

俺は出会った頃から何一つも変わらない。って。

意味深な言葉をよくならべるけど
はっきり伝えてはこない。

バレンタインは、沢山の女子からもらっていて、素直に嬉しそうにしていて。

胸がざわつく。

田中くんは、相変わらず
そんな私のそばに来てくれる。

安井に渡しそびれた手作りのバレンタイン。
安井は、わたしからのバレンタインを楽しみにしてくれてるのかすら、わからない。

田中くんなら、喜んでくれるのかな?

「田中くん、これ、よかったら食べない?


「えっ?それ、本当に僕でいいの?
誰かに渡すはずのじゃないの?


「ちがう。。よ。田中くんに渡したかった。から。」

「そうか。なら、いいんだけど。
じゃ、僕がいただくよ。ありがとう。」

わたしは、最低。。

やっぱり、優しい。

彼になら、ちゃんと受け止めてもらえるのかも。。


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