賭けをするには狭すぎる
「は、…強引すぎるだろ」


とか言いつつ
全然悪い気はしてない




いや驚きはした。これは事実。



実際今も結構意味わかんないとこから汗出てるし。
何汗かは専門家に聞け、俺は分からん。








でも

さっきからやけに視線を感じるなとか

そもそも毎週深夜にわざわざコンビニでさきいかとオレンジジュース買うとか
そのまま食べる目的だったら本人こんな痩せてねぇだろ、とか。





まぁ何となく?
薄々そんな予感もしてたし。








クラスではそこそこモテてるこの目の前の女子、渋谷美里に、まぁ新手の告白のようなもの?をされたわけで…




ちょっとは嬉しい。これも事実。


「乗るの乗らないの」



てかこいつはたった今俺に何気なく告白したって事、気付いてないのか?
めっちゃ平然としちゃってるけど


ドギマギしてるの俺だけだけど














だから
俺もそのままの勢いで答える








どうとでもなれ。


たかがこんな田舎のコンビニで
賭けなんて、

その勝ち負けは日本にも世界にも何の影響も無いんだからな。


















朝5時のチャイムとともに店長が向かいの家からチャリンコでこちらへ来る姿が見えて


慌てて答えた。













「乗る」




〜fin〜
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