僕が愛しているのは義弟



 しばらくしてから葵は「そろそろ自分の部屋に戻るね」と言った。

 オレは葵のことを引き止めたかったけど「ああ」と返事をした。

 一緒にいたいのは葵も同じ。

 でも、あまり長く一緒の部屋にいることはできない。

 そう思っているのも、オレも葵も同じだから。










 そして次の日。


 太一は、オレと遼祐に「近いうちに遼祐の歓迎会をやらないか」と言った。

 オレは、すぐに「いいね」と返答した。

 遼祐は「ありがとう」と言って、とても喜んでいた。



 オレと太一と遼祐が話していると、梓が教室に入ってきた。

 太一は梓に遼祐を紹介して「遼祐の歓迎会をやるから梓も来ないか」と誘った。

 梓は「夏休みにみんなで行ったお祭りのときに誘った友達も誘っていい?」と、太一に訊いた。

 太一は「いいよ」と返答した。


 遼祐の歓迎会は、遼祐を入れてオレと太一と梓と梓の友達の川原さんと眞宮さんの合計六人に決まった。

 そして日時も決まった。












 そして遼祐の歓迎会当日。



 出かけるところはボウリング場に決まった。


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