僕が愛しているのは義弟(おとうと)
図書館に着いたオレと遼祐は、さっそく椅子に座り、机に向かって宿題を始めた。
図書館の静かで落ち着いた雰囲気が宿題をスムーズに終わらせてくれる。
「たまにはいいな、こういうところで宿題や勉強をするのも」
オレは遼祐にそう話した。
「だろ? たまにはこういう雰囲気で宿題や勉強をするのもいいかなと思って隼翔を誘ってみたんだ」
「ありがとう、遼祐、誘ってくれて」
「別に、お礼なんかいいよ」
「そうだ、遼祐、この後まだ時間ある?」
「ああ、あるよ」
「ちょっと腹減らない? 軽く何か食べに行かないか」
「それいいな、行こう」
そう決まったオレと遼祐は、図書館を出てファーストフード店へ向かった。
ファーストフード店に着いたオレと遼祐。
オレと遼祐は注文を済ませ、窓際の席に座った。
窓際の席がとても落ち着いた雰囲気でオレはくつろぎながらハンバーガーを食べていた。
すると……。
「まだ高校二年だからこんな話は少し早いかもしれないけど、隼翔は高校卒業後の進路は決めているの?」
そう訊いた、遼祐。
「まだ、はっきりとは決めてないけど、一応、大学に進学しようかなと思ってる」