僕が愛しているのは義弟



 夏休みに入った。


 八月の上旬。


 オレと遼祐と太一は、三人で会っていた。



 オレたち三人はファーストフード店で昼食を済ませた後、カラオケボックスに行った。

 太一はマイクを取ると、さっそくノリノリで歌い始めた。

 太一は「隼翔と遼祐もどんどん歌えー‼」と言ってオレと遼祐にも歌うことを勧めた。

 太一に勧められた後、オレと遼祐も歌った。

 その後も太一はノリノリで歌い、オレと遼祐は時々歌うという感じだった。

 太一は「隼翔も遼祐も歌い足りてないぞー、もっと歌えー‼」と、さらに歌うことを勧めた。


 太一がノリノリで歌い続けているのを見て、太一は本当にパワフルだなと改めて思った。

 そして太一は若いなって。

 ……って、オレも太一と同級生なのに、なんて若さが無いことを思っているんだ……。


 そうしてしばらくオレと太一と遼祐はカラオケボックスにいた。



 しばらくカラオケボックスにいて、そろそろ出ようということになり、オレと太一と遼祐はカラオケボックスを出た。


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