僕が愛しているのは義弟



 カラオケボックスを出たオレと太一と遼祐は、街中をぶらぶら歩いていた。

 しばらくぶらぶら歩いていると、太一が「カフェに行かないか」と言った。

 オレと遼祐も「いいよ」と言ってオレたち三人はカフェへ向かった。



 そしてカフェに着いた。

 そこでオレと太一と遼祐は、いろいろな話をしていた。


「そういえばさ、オレたち三年にとっては高校最後の夏休みだな。なんかあっという間だったな、高校生活。オレさ、高校の間にまだまだやりたかったこといっぱいあったのに」


 太一は、ものすごく心残りがある様子だった。


「……って、まだ二学期も三学期もあるだろ。それに、まだ夏休みも半分以上は残ってる」


 オレは太一と違い、特に心残りがあるわけでもなかった。


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