Ti Amo




今あたしが入院している特別室は、
一般の病室よりも明らかに広い。


その為、ベッドと病室の入口の間には結構な距離がある。









何の用?



ほんのたまにしか、
あたしに姿を見せないくせに。








ガラガラ...



静かな病室に扉の開く音が響く。













あたしは、入って来た人物を見て、ひどく驚いた…。














「…結愛、調子はどうだ、?」





お決まりの台詞。

もちろん父親が言っているし、入って来た人物が父親だったのも的中している。







ただ…




予想外だったのは…





< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop