からふる。~第17話~
~本編~
「ただいま~」
「ただいま帰りました~」
私は声を聞いて玄関に飛んでいった。
「お帰りなさいませ」
「ときちゃん、お留守番ありがとう。皆協力してくれたかい?」
「はい。皆さん協力的でとても助かりました!」
「では沼口さん、あちらに行きましょう」
青波先輩と岡本さんカップルに促され早速食堂の中へ入っていく沼口さん。
ここからが本番。
果たして沼口さんは喜んでくれるのか。
「せーのっ!」
凜くんの声。
「沼口さん、お誕生日おめでとう!」
青波先輩の時のようにクラッカーにはしなかったけれど、装飾係の白鳥先輩が作ってくださったビーズのネックレスを沼口さんにプレゼントする。
「俺が作りましたが、提案してくれたのは紗彩ちゃんと翡翠さんです」
「あら素敵ね!さっすが美人お2人さんっ!」
沼口さんに背中をバシンと叩かれ、前にのけぞった。
「さーやちゃん、大丈夫?」
「あっ...うん」
「ごめんねえ。あたし見かけに寄らず力強いから!」
「いやいや、完全に見かけ通りでしょ」
「はい~?」
赤井先輩の絶妙なツッコミに私より強い力で背中を叩かれた先輩。
背中をさすりながら席に着く。
それにしてもしゅうくんはやっぱり優しい。
その優しさに私は毎回キュンとさせられる。
「さあやん、早く席着いてぇ」
「ごめんごめん」
凜くんは足をバタバタさせ待っている。
「ったく、アホ面しやがって。ぼーっとしてんなよ」
「アホ面?」
「さあや、アホ面も知らねえの?」
「うん、知らない」
「さーやちゃんは知らなくていいことだよ」
「じゃあ聞かないでおく。それより乾杯だよね。飲み物注がなくちゃ」
今日も意地悪カラスモード全開だけど、パーティーは予定通りに始まった。
「ただいま~」
「ただいま帰りました~」
私は声を聞いて玄関に飛んでいった。
「お帰りなさいませ」
「ときちゃん、お留守番ありがとう。皆協力してくれたかい?」
「はい。皆さん協力的でとても助かりました!」
「では沼口さん、あちらに行きましょう」
青波先輩と岡本さんカップルに促され早速食堂の中へ入っていく沼口さん。
ここからが本番。
果たして沼口さんは喜んでくれるのか。
「せーのっ!」
凜くんの声。
「沼口さん、お誕生日おめでとう!」
青波先輩の時のようにクラッカーにはしなかったけれど、装飾係の白鳥先輩が作ってくださったビーズのネックレスを沼口さんにプレゼントする。
「俺が作りましたが、提案してくれたのは紗彩ちゃんと翡翠さんです」
「あら素敵ね!さっすが美人お2人さんっ!」
沼口さんに背中をバシンと叩かれ、前にのけぞった。
「さーやちゃん、大丈夫?」
「あっ...うん」
「ごめんねえ。あたし見かけに寄らず力強いから!」
「いやいや、完全に見かけ通りでしょ」
「はい~?」
赤井先輩の絶妙なツッコミに私より強い力で背中を叩かれた先輩。
背中をさすりながら席に着く。
それにしてもしゅうくんはやっぱり優しい。
その優しさに私は毎回キュンとさせられる。
「さあやん、早く席着いてぇ」
「ごめんごめん」
凜くんは足をバタバタさせ待っている。
「ったく、アホ面しやがって。ぼーっとしてんなよ」
「アホ面?」
「さあや、アホ面も知らねえの?」
「うん、知らない」
「さーやちゃんは知らなくていいことだよ」
「じゃあ聞かないでおく。それより乾杯だよね。飲み物注がなくちゃ」
今日も意地悪カラスモード全開だけど、パーティーは予定通りに始まった。