虹と空と恋と〜青春の日々〜
キーンコーンカーンコーン
「えー…今日は委員会と係決めをします。まず評議委員を決めます。誰かやってくれる人はいない?」
シーン……
「誰もいないみたいだから投票で決めましょう!」
このクラスは多分学年で1番まとまりがあるクラスだと思う。
けど、何故か積極性がない。
そのせいで投票で決めることになってしまったのだ。
「はーい。では決定しましたー!」
お願い!
あたしにだけはならないでぇ〜!
「小林さんと坂口くんに決まりました!では拍手〜」
パチパチ…
「それでは体育委員を誰かやってくれないかしら?」
「はい。俺やる〜」
「あら!千葉くんやってくれる?じゃあ女の子はいない?」
この時からかな?
あたしたちの歯車が狂い始めたのは…
「じゃあまた投票で決めましょう!」