からふる。~第19話~
眠れるわけもなく数時間が経過した。
時刻は1時。
どうやら隣人が帰ってきたようだ。
いつもなら隣人の帰りを見計らいながら私はお風呂に行くのだけれど、今日は起き上がることも出来ないからこのままでいるしかない。
しばらく横になって隣室側の壁を見つめていると、コンコンコンと音がした。
私に何か用でもあるのだろうか。
用があっても今日ばかりは駆けつけてあげられない。
ごめんなさい。
と心の中で謝っていると、今度はスマホがなった。
目覚まし時計の隣のスマホに手を伸ばす。
明るい画面に目を細めたが、はっきりと見える文字。
送り主は"カラスくん"。
"悩みは親友に共有しろ"
"それともただの頭痛か?"
"いや、どちらもか?"
"さあや"
"お~い"
心配してくれてるの?
なんだ。
やっぱり優しいじゃん。
私はベッドから這い出て壁に背をもたれた。
そしてコンコンコンコンと拳で叩く。
ありがとって伝えた。
そしたら、またスマホが鳴った。
"部屋行ってもいいか?"
"さあやが心配で寝られない"
訳がわからない。
やっぱり変な人で、変態だ。
"それは断固拒否"
"そのうち寝るから大丈夫"
"心配しないで寝て"
と送った。
再びベッドに向かう。
「さあや」
小さいけど確かに聞こえた。
「マジで心配だから。寝れなかったらさあやのせいな。何かあったら連絡しろよ」
私はまたありがとと送った。
ベッドに入り、目を閉じた。
とりあえず暗い世界を作り、眠ってリセットしたいと願ったのだった。
時刻は1時。
どうやら隣人が帰ってきたようだ。
いつもなら隣人の帰りを見計らいながら私はお風呂に行くのだけれど、今日は起き上がることも出来ないからこのままでいるしかない。
しばらく横になって隣室側の壁を見つめていると、コンコンコンと音がした。
私に何か用でもあるのだろうか。
用があっても今日ばかりは駆けつけてあげられない。
ごめんなさい。
と心の中で謝っていると、今度はスマホがなった。
目覚まし時計の隣のスマホに手を伸ばす。
明るい画面に目を細めたが、はっきりと見える文字。
送り主は"カラスくん"。
"悩みは親友に共有しろ"
"それともただの頭痛か?"
"いや、どちらもか?"
"さあや"
"お~い"
心配してくれてるの?
なんだ。
やっぱり優しいじゃん。
私はベッドから這い出て壁に背をもたれた。
そしてコンコンコンコンと拳で叩く。
ありがとって伝えた。
そしたら、またスマホが鳴った。
"部屋行ってもいいか?"
"さあやが心配で寝られない"
訳がわからない。
やっぱり変な人で、変態だ。
"それは断固拒否"
"そのうち寝るから大丈夫"
"心配しないで寝て"
と送った。
再びベッドに向かう。
「さあや」
小さいけど確かに聞こえた。
「マジで心配だから。寝れなかったらさあやのせいな。何かあったら連絡しろよ」
私はまたありがとと送った。
ベッドに入り、目を閉じた。
とりあえず暗い世界を作り、眠ってリセットしたいと願ったのだった。