からふる。~第19話~
岡本さんを見送ってから再び食堂に戻ると、しゅうくんの姿があった。
「さーやちゃんお疲れ様。今日は大分元気そうで良かった」
「うん、頭痛も無くなったし、皆からエールをもらえたから元気出てきたよ。もっと頑張らなきゃって思った」
「頑張るのはいいことだけど、頑張りすぎないでね。さーやちゃんの笑顔が見られなくなる方がオレは辛いから」
「じゃあ適度に頑張るね」
「頑張りすぎてるなって思ったらオレがブレーキかけるから安心して」
「うん」
しゅうくんの温かい手が私の頭に乗る。
包み込むような優しい笑みも向けられ、私はすっかり茹でダコ状態になってしまう。
「さーやちゃん顔真っ赤だよ」
「だ、だ、だ...だい、大丈夫」
「これは照れかな?」
こくこくと頷く。
胸はドクンドクン激しく鳴り続ける。
「可愛い」
「そ、そんなことないよ」
「オレの言葉は素直に受け取ってよ」
「分かった」
「うん、いいこ。じゃ、ご褒美に紅茶をプレゼントするね。今淹れてくるから待ってて」
しゅうくんがキッチンに消えていく。
その後ろ姿もまたキュンとする。
やっぱり私...
私は...
恋してるのかも。
こんな時にって感じだけど自覚してしまったのだから仕方ない。
紅茶まだかな。
しゅうくんともっと話したい。
私は淡い恋心を胸に抱きながらしゅうくんが来るのを足をゆらゆらさせながら待ったのだった。
「さーやちゃんお疲れ様。今日は大分元気そうで良かった」
「うん、頭痛も無くなったし、皆からエールをもらえたから元気出てきたよ。もっと頑張らなきゃって思った」
「頑張るのはいいことだけど、頑張りすぎないでね。さーやちゃんの笑顔が見られなくなる方がオレは辛いから」
「じゃあ適度に頑張るね」
「頑張りすぎてるなって思ったらオレがブレーキかけるから安心して」
「うん」
しゅうくんの温かい手が私の頭に乗る。
包み込むような優しい笑みも向けられ、私はすっかり茹でダコ状態になってしまう。
「さーやちゃん顔真っ赤だよ」
「だ、だ、だ...だい、大丈夫」
「これは照れかな?」
こくこくと頷く。
胸はドクンドクン激しく鳴り続ける。
「可愛い」
「そ、そんなことないよ」
「オレの言葉は素直に受け取ってよ」
「分かった」
「うん、いいこ。じゃ、ご褒美に紅茶をプレゼントするね。今淹れてくるから待ってて」
しゅうくんがキッチンに消えていく。
その後ろ姿もまたキュンとする。
やっぱり私...
私は...
恋してるのかも。
こんな時にって感じだけど自覚してしまったのだから仕方ない。
紅茶まだかな。
しゅうくんともっと話したい。
私は淡い恋心を胸に抱きながらしゅうくんが来るのを足をゆらゆらさせながら待ったのだった。