こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
「よかったら、コレ」


はい?


気づくと私、床の上にぺったり座ってた。

見上げると、若い男性が、私に何か・・を・・


『充電器?』


「俺が使ってるやつですけど、ソレに合うかも、と思って」


え?
神様ですか?
最近の神様は、こんなにも若く、こんなにもイケメン・・
って、そんなこと考えてる時間ないんだった!

「ちょっと、借してください」


イケメン神様はそう言って、タブレットを取り、充電器を繋いだ。

タブレットが、一瞬で明るくなる。

「やっぱり合った。これで使えますよ」


『い、いいんですか?』

「あんまり持たないけど、2時間くらいなら大丈夫だと思います。
 足りますか?」

『足ります! 足りまくります!
 すいません、お借りします。』


私はひったくるように充電器を持ち、
慌ててお店を出て行った。

しょーがない。
こうなったら、一人でやってやる!
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