脳内毒舌侍④~クズマゾ王子~

ー放課後ー

あ、桐生さん居た❤️

今日もののしってくれるかなぁ。

「桐生さ~ん」

あ、目 あった。えっ!走って行っちゃった…?

も~、桐生さんって照れ屋さんなんだなぁ。追っかけなきゃ~。

「桐生さ~ん!どうして逃げるの~?」

俺、足は速いんだぁ。あ、桐生さんチラッとこっち見た。

「く、来んな クズマゾ野郎!」

「待ってよ~」

「待つわけねえだろ!」

タタタタ…っ(←足音)

「も~、ほーんと照れ屋さんなんだからぁ♪」

「お前、脳みそ腐ってやがんな!?ていうか脳みそあんのか!?」

「あっは❤️桐生さんってば心配してくれるんだぁ」

「その『あっは』やめろよっ、気持ち悪い!耳が腐ったらどーしてくれる!」

「俺の耳 代わりにあげよっか?」


タタタタタタっ…

「んなもん要らねーよ!第一お前の耳、まともに聞こえてねーだろ!」

「やだな~。聞こえてるよ~。桐生さんの辛辣なお言葉全部キャッチしてるよ~❤️」
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