永世中立でいたいんだけど、そうさせないのが君たちだよね 〜龍になっております〜
私はしばらく男の子の話を聞いていた。この子の名前はクロウ。名前だけ私の世界で訳せば「烏」だよね。確かに髪の毛、漆黒だし。歳は14で優秀な学校の生徒らしい。今日も学校だったのだが「めんどくさいからサボった」という。
「俺は学校1強いんだぜ、だってこの間クラスメイト6人を一気に片付けたんだ」
と自慢げに話すクロウが可愛らしく思えた。でも6人一気にって…どんな状況だったのだろうか。
「なあなあ、お前の名前は?」
…言ってもどうせ分からないでしょと思いつつ地面に落ちていた木の枝で文字を作った。
ーーりんーー
「わかった!」
…え、分かったの?驚いた私は知らない間に鼻息が強くなって地面に突っ伏した首を持ち上げた。
「アランだな!」
また地面に首を戻した。全然違う。
「よろしくな!アラン!」
ニカッと笑う純粋な笑顔はずるいよ。
「アラン…か…」
脳裏に蘇るあの言葉
「おかえり…アラン」
ふと、考え事をしていると近くの茂みがガサガサと音を立て始めた。
「俺は学校1強いんだぜ、だってこの間クラスメイト6人を一気に片付けたんだ」
と自慢げに話すクロウが可愛らしく思えた。でも6人一気にって…どんな状況だったのだろうか。
「なあなあ、お前の名前は?」
…言ってもどうせ分からないでしょと思いつつ地面に落ちていた木の枝で文字を作った。
ーーりんーー
「わかった!」
…え、分かったの?驚いた私は知らない間に鼻息が強くなって地面に突っ伏した首を持ち上げた。
「アランだな!」
また地面に首を戻した。全然違う。
「よろしくな!アラン!」
ニカッと笑う純粋な笑顔はずるいよ。
「アラン…か…」
脳裏に蘇るあの言葉
「おかえり…アラン」
ふと、考え事をしていると近くの茂みがガサガサと音を立て始めた。