永世中立でいたいんだけど、そうさせないのが君たちだよね 〜龍になっております〜
「…お前、どこからあたしの情報を手に入れたか知らないけれどあたしを知る者はみんな消す事にしてるんだ。悪く思うな」
ゆいはそう言うとかなり高いところであるはずの上空から真紅の龍族を飛び降りた。その瞬間に大きな火炎玉が私の顔面を強打する。
ーーがあ''あ''あ''ーー
熱い。だがそれだけではなかった大きな赤く燃え上がった爪が私の首に突き刺さる。首筋に激痛が走ると共に身体が動かなくなっていく。
(…毒か…)
毒なんて味わったことがない。次にどうすればいいか分からなかった。考えている余裕すらない。自慢の巨体で推し潰そうと身体を起こすが相手が速かった。
ーーずどおおおおおんーー
まるまる太った身体はその見た目と比例して重量もあり、動けなくなってしまった。すると目に飛び込んだのはクロウとゆいだった。ゆいは弱ったクロウを脚で踏みつけて高笑いをしている。私と目があった瞬間、ニヤアと不敵な笑みを浮かべた。
ーーぷつんーー
何かが切れる音がした。なんの音だろうと自分で考えている間にもう何もかも終わっていた。
ゆいはそう言うとかなり高いところであるはずの上空から真紅の龍族を飛び降りた。その瞬間に大きな火炎玉が私の顔面を強打する。
ーーがあ''あ''あ''ーー
熱い。だがそれだけではなかった大きな赤く燃え上がった爪が私の首に突き刺さる。首筋に激痛が走ると共に身体が動かなくなっていく。
(…毒か…)
毒なんて味わったことがない。次にどうすればいいか分からなかった。考えている余裕すらない。自慢の巨体で推し潰そうと身体を起こすが相手が速かった。
ーーずどおおおおおんーー
まるまる太った身体はその見た目と比例して重量もあり、動けなくなってしまった。すると目に飛び込んだのはクロウとゆいだった。ゆいは弱ったクロウを脚で踏みつけて高笑いをしている。私と目があった瞬間、ニヤアと不敵な笑みを浮かべた。
ーーぷつんーー
何かが切れる音がした。なんの音だろうと自分で考えている間にもう何もかも終わっていた。