永世中立でいたいんだけど、そうさせないのが君たちだよね 〜龍になっております〜
その施設には多くの龍族が収容されていた。翼が折れていたり、深い傷を負っていたり、毒で身体が動かない状態であったりと病状も様々だ。
全ての部屋が個室になっており、龍族の種類に合わせて気温、湿度、環境を配慮した作りになっている。アランの部屋は特別な作りとなっており、草花や清い水はもちろんのこと光の調節まで完備されて広々としていた。
アランが目覚めたのは収容されてから3日後の事だった。まだ龍木化のせいで身体が動かないと思っていたが、よく見ると鎖で固定されていた。
「…なに、この鎖。」
引きちぎろうにも魔力によって力が分散される仕組みらしい。
ーーガチャン、ガチャンーー
…ダメだ。ビクともしない。それどころか口にも鎖が巻いてあり、言葉を発することも出来ない。口、頭、首、手足、翼、尾と全てに鎖があるため動くことすら難しい。
すると目の前の扉がギィィっと開く。そこに居たのは
「ご気分はいかがですか?」
な、なんで…?どうして…?
目の前にいたのは他の誰でもないクロウだった。
全ての部屋が個室になっており、龍族の種類に合わせて気温、湿度、環境を配慮した作りになっている。アランの部屋は特別な作りとなっており、草花や清い水はもちろんのこと光の調節まで完備されて広々としていた。
アランが目覚めたのは収容されてから3日後の事だった。まだ龍木化のせいで身体が動かないと思っていたが、よく見ると鎖で固定されていた。
「…なに、この鎖。」
引きちぎろうにも魔力によって力が分散される仕組みらしい。
ーーガチャン、ガチャンーー
…ダメだ。ビクともしない。それどころか口にも鎖が巻いてあり、言葉を発することも出来ない。口、頭、首、手足、翼、尾と全てに鎖があるため動くことすら難しい。
すると目の前の扉がギィィっと開く。そこに居たのは
「ご気分はいかがですか?」
な、なんで…?どうして…?
目の前にいたのは他の誰でもないクロウだった。